雑草のこと

雑草標本について

 

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2月から故あって自宅を離れている日が多かったため、ただでさえ更新頻度の低いブログが放置状態になってしまっていました。
一転して今は家に籠っておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

私はもともと家での作業時間が長いのであまり大きな変化はないのですが、それでも時間が出来たので、昨夏から作りためていた雑草標本を整理したり、庭に出て春の雑草を採集したりな日々です。
そしてふと、これは今、たとえばお子さんと一緒にやっても楽しめるのでは?などという考えが頭をよぎりました。
誰の何の役にも立たないかもしれませんが、簡単に、家にあるものだけでできるやり方を書いてみようと思います。

 

 

雑草標本の作り方

1.少量の水を入れたバケツなどに、家回りの雑草を採集する。
※かぶれを防ぐため、必要に応じて軍手をしてください。

2.雑草を水で洗い、布巾で軽く押さえて水分を取る。

3.4つ折り新聞紙の上にティッシュを敷いて、重ならないよう雑草を配置。大きすぎる場合は切る。

4.ピンセットで整えて…などとやりだすと進まなくなるので一切気にせず、思い切りよくティッシュを被せ、さらに新聞をのせる。

5.3と4を採集した雑草がなくなるまで、あるいは飽きるまで繰り返し、画集などの大きめ重めの本をのせて日の当たらない場所で放置。
※新聞紙がないとか諸々面倒だという人は、先月のテレビガイド的な不要な雑誌に直接挟みましょう。

6.一週間程度で乾燥終了。雑草を触ってみて、ひんやりした感じがしなければ押し葉の出来上がり。
※途中で新聞紙を交換すればより早く乾きます。その際、ティッシュと雑草は動かさないよう注意!
※そんなに待てないとか諸々面倒だという人は、電子レンジやアイロンを使う押し花のやり方を検索して試してみては。

7.ノート、クロッキー帳、画用紙などなど、家にある何らかの紙を台紙にして、マスキングテープで押し葉を固定する。台紙を立てても押し葉が倒れてこない程度に数か所留める。

8.別紙に雑草の学名、和名、採集地、採集日、採集者を記載して貼れば、一気に標本になるからびっくり。種類が分からなければ、いつか分かる日まで空欄にしておく。

9.再度採集に勤しむもよし、壁に飾るもよし、古本屋さんのオンラインショップで素敵な植物図鑑を探したり、台紙を出涸らしのコーヒーで染めてみたり、オリジナルの標本ラベルをゴム版で作ったり、好きな雑草とその理由を文章化したり、などなど、興味が湧いた方向に思うままに発展させて楽しむ。

 

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これは先月末に採取したノミノフスマです。可愛い。
私の傾向としては、一部葉が枯れていたり、虫食いがあったり、日陰でひょろひょろ徒長しているようなタイプが好きですね。
標本としてはまるでダメだと思いますが。

 

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こちらは昨秋のトウバナ。
押し葉にすることでぐぐっと魅力的になる雑草です。おすすめ。

 

 

きっといろんな工夫をして毎日をお過ごしのことと思います。
先日はスーパーでピンポイントでラー油が売り切れていました。
家族で手作り餃子大会をするお家が多いのかな?楽しそうです。
お菓子を作ったり、工作したり、踊ってみたり、あつ森に興じたり、いろいろやって万策尽きたと思ったら、ひとつの選択肢として雑草標本作りを加えていただければ。

ともにいきる

7月中旬に引っ越してきて最初に困ったのは、長梅雨でたまる一方の湿気と洗濯もの。
次が、何をどうやっても私のパソコンから音が出なくなってしまったこと。

どちらもそれなりに解決して、その次くらいに行き当たったのが庭の雑草問題でした。

元来、草むしりは好きです。
何度も書いていますが単純作業向きの人間です。
虫も大丈夫。
でも実家を出て以来、庭らしい庭があるところに住むのは初めてで、夏休みの手伝いや気が向いた時の暇つぶしでやるのとはわけが違うと、すぐに思い知りました。

お隣さんに教えてもらった根っこから抜けるねじり鎌(存在自体知らなかった)や、根の長いドクダミなどを抜きやすい万能スコップ(存在…以下略)などを買い揃え、草むしり道の先輩である友人に「4時半頃がオススメよ」と言われ「それって夕方じゃないほうだよね」と確認して苦笑され、午前4時半に起きる根性はないので6時半~7時くらいから、毎日、毎日やっても終わる気が全然しない。

いや、すごいな雑草!

というところで、何冊か雑草の本を買いました。
特に参考になったのはひきちガーデンサービスさんの「雑草と楽しむ庭づくり」。
各雑草の特徴が見やすく分かりやすく書いてあるのはもちろんのこと、生かせる雑草はそのままで、という考え方にとてもほっとしたのを覚えています。
最初の一ヶ月ほど、「雑草たるもの一本残らず根絶やしにせねば」と息巻いていたのが嘘のように、肩の力が抜けました。

それからは、自分のなかの好き嫌いや在来種/外来種(特定・生態系被害防止リスト)なども確認の上、雑草とも草むしりとも、楽しく付き合えています。

 

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和室に活けていたミズヒキ。
間違って抜いてしまって泣きそうになりましたが、2ヶ月近く元気でいてくれました。
一本あるだけで、なんとなく空気が凛とします。

 

 

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玄関のナガエコミカンソウ。
外来種で、驚きの早さで増えて大きくなるので、庭には常に小さめの2、3本のみ残してあとは抜くようにしています。

 

 

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最後に、夏の終わりからちまちま続けている雑草標本作りについて。
見分けがつかず、ひとくくりに雑草と呼んでいたものがこんなにさまざまに美しいなんて!と日々感動しながら作業しています。
この標本作りのおかげで名のわかる雑草がずいぶん増えました。
雑草関係の本もまた数冊増えましたが。

上のレーシーな植物は、大好きなクラマゴケ。
コケと名の付いたシダ植物です。
冬には紅葉することもあるようなので、赤くなったらまた採取しよう。

もう、庭に出るのが楽しくて仕方ありません。
雑草はあまり減ってませんが。