先日「あ、そろそろトイレットペーパー買わなきゃ」と思い、続けてふと「トイレットペーパーって長いな」と思いました。
いや、トイレットペーパーそのものが長いのは当たり前なのですが、単語として。

ティッシュペーパーはティッシュ、トレーシングペーパーはトレペ、トイプードルでさえトイプーという略語が一般化しているのに、トイレットペーパーだけは頑ななまでに正確にトイレットペーパーです。
緊急性は他と比ぶべくもないのに。

トイレットペーパーを「トイパー」とか「トイペ」と略したこと、あるいは略した人に会ったことあるかな?としばし考えてみたけれど、ありませんでした。
もちろん略している人だって少なからずいらっしゃるでしょう。
そして例えば製紙業界やドラッグストア界隈には、専門の(簡略化された)呼び名だってあるでしょう。
でもそれが、誰もが知っている共通用語になっていないのはなぜなのか。

というようなことを考えていて、私は答えを見つけました。

人は本当に切実なとき、ただそれを「紙」と呼ぶのです。
そしてその状況はできるだけ避けたい/忘れたい類のものであるため、通常は呑気に「トイレットペーパー」と呼びたいのです。きっと。

 

 

長く長く続いたマンションの修繕工事がそろそろ終わりそうでホッとしています。
ガラス一枚を隔ててすぐそこに人がいるというのは、ずっと家で作業をしている身としてはなかなか気が休まらないものでした(最終的には慣れてしまって、お互い仕事しながらオリンピックも一緒に観戦しているような状態でしたが)。

特に騒音が物凄いときなどは、上記のような本当にどうでもいいことを考えてみたり、アクリルたわしを編みためたりしながら時間をやり過ごしていました。

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以前も似たようなパターンでトイレと台所をセットに何か書いたような気もしますが、仕方がないですね。
生活とはそういうものです。

さてこのリストバンド型アクリルたわしのいいところは、まあ特にはないのですが、とにかく何も考えずともすぐ編めます。
そして布巾と一緒に洗って干して使えるので、なんとなく衛生的な気がします。
あと自立します。

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某OIOI風の写真も撮れます。