雑草のこと

「見ているはずの、見たことない」開催のお知らせ

6月15日より、日本橋のmsb galleryさんにて個展を開催します。

 

今回は都内でも普通に見られる春雑草とシダを主たる素材として、標本やリース、大型リースなどを展示します。
通勤通学途中の歩道に、コンビニの駐車場に、公園のベンチに腰掛けたその足元に、ひっそりとあるいは堂々と存在している雑草の魅力を見つけていただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

DMにはスギナを。

子どもの頃から今日まで、常に身近にあった植物のひとつです。
庭には今年初めてツクシも生え、ともに標本にすることができました。
ツクシが先に顔を出すので同時に採取するとこんなふうにツクシのほうが大きい。
なるほどなあ、しかし可愛いなあ、と思いながら作った一枚です。

 

 

tagotto雑草標本展
「見ているはずの、見たことない」

6月15日(木)-6月25日(日)
月曜休廊
12:00-19:00(最終日17:00まで)
※在廊日は後日Instagramにてお知らせします

msb gallery
https://www.msb-gallery.com
東京都中央区日本橋本町1-7-9 西村ビル1F [googlemap]
・JR総武快速線 新日本橋駅 5番出口 徒歩5分
・東京メトロ銀座線 三越前駅 コレド室町出口 徒歩4分
・東京メトロ半蔵門線 三越前駅 A1出口 徒歩5分
・東京メトロ日比谷線/都営浅草線 人形町駅 A5出口 徒歩7分

「神戸アートマルシェ2023」参加のお知らせ

6月に展示をさせていただくmsb galleryさんからのご縁で、5月12日(金)から14日(日)、神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて開催される「神戸アートマルシェ2023」に出展させていただきます。

神戸アートマルシェは全国から33のアートギャラリーが一堂に会し、ホテルの客室内で作品の展示販売が行われるイベント。
今年で14回目になるそうです。

tagottoからは雑草標本や雑草リースなど、額装作品も含めかなりの点数が神戸へ向かいます。
海風も心地よい(はずの)5月のメリケンパーク、お近くの方やついでのある方は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

msb galleryさんの会場は13階、1342号室となります。

 

 

神戸アートマルシェ2023
5月12日(金)-14日(日)
11:00-19:00
兵庫県神戸市中央区波止場町5-6 (Google Map)
神戸メリケンパークオリエンタルホテル13階
https://www.kobe-orientalhotel.co.jp/
入場料 1,000円 (デポジット付き3日通し券)
※当日の会場販売、及びぴあにて事前販売中

「tagotto雑草標本展 at sawvi」開催のお知らせ

 

鎌倉駅からバスと徒歩で10分少し。
浄明寺の緑深い場所にあるカフェsawviさんにて、今月10日より展示会をさせていただきます。

ランチで、甘味で、そしてウェアで。
このまちで暮らし始めてから度々お世話になってきたsawviさん。
第二次米糀生活を始めるきっかけをいただいた場所でもあります。

雑草標本もまた、私にとっては庭の手入れとセットになった生活の一部。
一部というか、わりと大半。
地元鎌倉での初の展示を、この場所でやらせていただけることを本当にありがたく嬉しく思っています。

3月の奥鎌倉の情緒と、身体に美味しいランチやティータイムをお楽しみいただいたのち、標本もご覧いただけると嬉しいです。

 

tagotto雑草標本展 at sawvi

3月10日(金)-3月19日(日)
11:00-18:00
※13日(月)・14日(火)は定休
※会期中、私は2階スペースに常時在廊します
※木曜と土曜以外は、同スペース奥にて糀とお味噌のワークショップが開催されている時間帯がありますが、展示はご覧いただけます

sawvi
WebsiteFacebookInstagram
神奈川県鎌倉市浄明寺5丁目6番1号
最寄駅:JR横須賀線 鎌倉駅東口4番乗り場からバスで10分 泉水橋下車、徒歩2分
アクセス:sawvi WebSite │  Google Map

 

 

この標本は、sawviさんで採取させていただいたコンテリクラマゴケ。
我が家には生えていないのですが、いつか標本にしてみたいとずっと思っていたシダ植物です。
ひとつ願いが叶いました。
ありがとうございます。

 

 

2023年 新年のご挨拶

 

あけましておめでとうございます。

 

 

庭に生える雑草との悪戦苦闘の日々から始まった標本作りも、何と今年で5年めになります。
振り返れば昨年は、好きと楽しいだけで続けていることに一抹の不安を感じ、一針でも多く雑草を縫い留め、一枚でも多くの標本を作ろうと、めずらしく気合を入れて過ごした一年間でした。
以前からぼんやりと「ストイック」への憧れがあり、そして楽しいの先の苦悶のさらに向こう側に確固たる何かがあるような気がして、今年は頑張ります、ちょっと苦労してみます、とあちこちで公言しながら(「退路を断つ」にも憧れがある)実際に頑張ってきました。

2022年を終え、その確固たる何かが掴めたかというとまったくそんな兆しもなく、それ以前に2022年、とても楽しかったのです。
困りましたね。

今年はストイックを諦めます。
すぐ近くに当たり前にある雑草。
目にしているのに見えていない美しいものたちと、その発見の喜び。
私の毎日の好きと楽しいを、そのままにお伝えしていく2023年にしたいと思っています。

どうか本年もよろしくお願いいたします。

 

 

生まれたばかり、ぴかぴかの2023年が、皆さまにとって素敵な一年になりますように。

「糸と雑草-いととたからもの」 終了しました

 

 

日用美さんでの展示会は、全日程終了となりました。

快晴、曇り、雨、そして嵐。
さまざまな天候と季節の移ろいを感じられる日々に、この場所で多くの方に雑草たちをご覧いただけたこと、とてもありがたく幸せでした。
雨や風のなか、かと思えば真夏のような暑さのなか、坂道をよいしょよいしょと登って(なかには何度も!)いらしていただいた皆さま、本当にありがとうございました。

皆さまとひたすらに標本のこと、雑草のことを話しているつもりが、気づくとかつて暮らしたいろんな街のこと、子供の頃のことなど話はあちこちへ飛び、まるで半生を振り返るような時間でもありました。
雑草がずっと身近な存在で、あらゆる時代の記憶と繋がっていて、そして今、私がここにいるということ。
改めて驚きをもって知ることができました。

台風の影響で急な会期延長もありましたが、ずっと支えてくださった店主あやさん。
饒舌が過ぎる私と主張の強い雑草たちを、温かく見守ってくださり本当に本当にありがとうございました。
今回あやさんのご提案で挑戦した大型リースは、知らずに自分で作り込んでいた柵や壁をたやすく壊してくれました。
これも嬉しい驚きでした。
あやさん、そして素敵な浅川ファミリーの皆さまにも、心から感謝です。

 

 


家と二宮を往復する幸せな日々が終わりました。
でも家と庭の往復の日々に戻ることもまた、幸せだと感じています。
庭の雑草には当分つんけんされるでしょうが。

皆さま、本当にありがとうございました。
また笑顔でお会いできますように。

tagotto
フカノナツ